高度外国人材の来日が2025年秋から減少

高度外国人材の来日が2025年秋から減少している。この理由として2つ考えられる。1つは、AIの普及により、ITや通訳翻訳の求人が減ったこと。もう一つは、在留審査を厳格にしたため、と見ている。

高度外国人材の在留資格「技術・人文知識・国際業務(技人国)」の在留資格者数は、2025年末で470,000人と外国人労働者の約2割を占め、就労系で最も多い。

政府は、これまで技人国を積極的に受け入れてきた。しかし、偽装技人国の問題により見直しを行っている。例えば、技人国として許可を得ながら、実際には、工場や飲食、宿泊などの現場で単純労働させる不正が問題視されている。政府は、3月以降運用を厳格化し、単純労働など資格外の活動をしないと確約する誓約書の提出を派遣元と派遣先企業に求めている。4月からは日本語を使って対人業務にあたる通訳やホテルのフロントといった職種で、日本語能力の証明を義務づけている。

技人国の減少は一時的なものとは思えない。外国との人材争奪が激しくなる中、日本が「選ばれる国」

であり続けるために海外人材を歓迎する方針を明確にする必要がある。